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地元・越谷市の「広報こしがや季刊版」平成14年秋号(NO.1117号) に掲載されました。

広報こしがや AKI

人も自然も豊かなこのまちで自分らしい時計を作り続けていきたい

石川さんは、生まれ育った越谷で世界にひとつしかない手作り時計を製作しています。 真鍮や銀、天然石などを用いたやさしく暖かみのある時計は、多くの人の腕を飾り、その人だけのときを刻み続けています。 石川さんに、時計作りの魅力と越谷への想いを伺いました。
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 石川さんは、子どものころから物を作ることが大好きだったといいます。 「図画工作が大好きでした。家でも時間があればマスコットを作ったり。 母が籐工芸をやっていて、公民館で教えていたことにも影響を受けました」

 当時から「将来は自分の好きなことを仕事にしたい」と考え、専門学校を経てアクセサリーの分野に進みました。 そこで手作り時計に出会ったのです。 それから時計作りの面白さにのめりこみ、本格的に取り組むようになります。 石川さんは手作り時計を「生き物のように感じる」といいます。

「アクセサリーは作るとそこまでという感じがあるのですが、ずっとときを刻み続ける時計は、 ある意味で生き物を作っているような気がします。きちんと順番に作らないと動かないし、購入した方に使い続けていただけるのも、時計ならではだと思います」

 時計の心臓部であるムーブメント以外は、すべて手作り。ムーブメントを納める盤の枠も銀や真鍮の板材を切って丸めてと、 1つひとつ慎重に作り上げていきます。色づけをしたり細かな細工をしたり、1個の完成に数日はかかるそうです。

いったん仕事にかかると集中力が必要とされることもあり、石川さんの作業時間は深夜にまでおよびます。 そんな毎日の安らぎとなっているのは越谷の自然。
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 「お天気がいい日は野鳥の森まで自転車で行くのが楽しみです。大吉調節池やバードゲージの周りを散歩したり、 新方川沿いをウォーキングする人たちを眺めたりして気分転換します」  緑豊かな越谷は「息抜きできる場所がたくさんあって大好きです」と石川さん。 「結婚しても東京などに住むのはイヤ」といいます。

 「越谷で暮らしていることは、時計を作るうえでも良い環境だと思います。都会にいたら『OLをターゲットにしよう』というような意識が働くと思うのですが、ここでは1人ひとりのご要望を伺いながら、その方だけの時計を心を込めて作ることができます。

自分の母親と同世代の方たちから注文をいただくことが多く『やっと自分のためにお金をかけられるようになったのよ』というお話を聞くと、喜んでもらえるものを作ろうという気持ちがますます強くなりますね」

 地域のギャラリーで個展を開いて、そこで知り合った人たちからネットワークが広がるなど、人との出会いという面でも大きなものがあるそうです。また、時間があるときは地元の同級生とおしゃべりしたり、東京の会社に通勤していたときはなかなかできなかったおつきあいも復活し「今がいちばん楽しい」という石川さん。

「これからも、このまちに暮らしながら、石川晶子のカラーで『晶ちゃんらしいね』と言われる時計を作り続けていきたいですね」
「広報・ときめきインタビューより」


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